家計の収支を100%見える化(3)ライフステージごとの必要資金を見積もろう!

今後に必要になるお金を把握しよう

なぜ今後に必要なを把握するのか

所有する金融資産が把握できたら、今後に必要となるお金を把握しましょう。

必要以上にお金をためすぎて(働きすぎて)、労働で時間を浪費するのを避けるためです。

一方で65歳で給与収入がなくなった後に、取り崩しで資産が減り続けるのは精神的によくありません。

バランスをとるために今後の生活のストーリーと必要となるお金をイメージしてみましょう。

今後の生活のストーリーとは

未来を正確に見通すことは誰にもできません。

しかし、50代という年齢であれば、結婚、出産、子育て、キャリアの転換など、大きなライフイベントを経験済みであり、

これまでの人生経験からも、ある程度の見通しを立てることは可能です。

一般的なサラリーマンの場合

たとえば、現在、管理職として会社で働いていて57歳で役職定年となる場合、

第1ステージ50〜57歳会社で管理職として勤務
第2ステージ58〜60歳一般社員として同じ会社に勤務
第3ステージ61〜65歳同じ会社で再雇用、フルタイム勤務
第4ステージ66歳〜週2~3日、社会とのつながりを維持するために働く

ライフステージが進むにつれて、予定通りにいかないこともあるかもしれません。

その場合は、柔軟にストーリーを組み直していきます。

未来は常に変化するものだからこそ、あまり細かく決めすぎず、臨機応変に楽しんでいきましょう。。

ライフステージに必要なお金を見積もる

ライフステージに合わせて毎年必要となるお金を考えましょう

第1ステージ(50〜57歳)手取年収:700万円生活費:360万円特別費:220万円※1
第2ステージ(58〜60歳)手取年収:450万円生活費:300万円※2特別費:100万円
第3ステージ(61〜65歳)手取年収:300万円生活費:300万円特別費:100万円
第4ステージ(66歳〜)手取年収:120万円
公的年金:200万円
生活費:300万円特別費:100万円

※1:子供の大学授業料と家族旅行代を含む
※2:子供が独立するため生活費を毎月5万円減らす

老後資金、まさかの「2000万円問題」とほぼ一致!?

「老後2000万円問題」という言葉、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

この試算では、

  第3ステージ(61~65歳):毎年100万円不足

  第4ステージ(66歳~)  :毎年80万円不足

という結果になりました.

寿命を85歳と仮定すると、60歳を迎えるまでに約2100万円の老後資金が必要になる計算です。

期せずして「老後2000万円問題」とほぼ一致する結果となりました。

結局、老後資金は、いくらあれば安心?

このテーマについては、次回以降の投稿でコメントしたいと思います。

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